「朝活・朝の過ごし方」に関する調査結果
2024.09.04
調査データコレクション
朝食状況は?出勤前に行うことは?等々、最新の朝活事情について調査しました。今回は、コロナ禍(2021年)に行った調査とも比較して、生活者の実態を分析しています。
調査サマリ
- コロナ禍と比べて、テレワークを行っている人は約1割減少。
- 20代は5人に1人が、仕事に出かけるまでの時間に読書をしている。
- 20代の朝食習慣が大きく変化し、朝食を食べない人の割合が約1.8倍に増加。
この他にも、「睡眠時間の変化」や「朝の時間にかける時間が長くなったもの/短くなったもの」、「朝食の頻度/量の変化」等についても、アンケートで回答を取得しております。
全調査結果については、ページ下部よりダウンロードいただけます。
コロナ禍と比べて、テレワークを行っている人は約1割減少。
テレワークの頻度について聞いたところ、「月に数日以上テレワークを行っている」と回答した人は21.8%となりました。2021年(コロナ禍)の調査では、31.4%であったため、コロナ禍に比べてテレワークを行う人が約1割減少していることがわかりました。
年代別に比較すると、前回と同様に、50代のテレワークを行っている割合が一番低い結果となりましたが、50代には役職者が多いことが影響していると考えられます。役職が高くなると、外部とのコミュニケーションや重要な会議等、対面でのコミュニケーションを求められる機会が増えるため、このような結果になったと推測できます。
【図1】テレワーク(在宅勤務)の頻度(単一回答・2021年n=900、2024年n=1,000)
20代は5人に1人が、仕事に出かけるまでの時間に読書をしている。
テレワークをしていない人に、起床から家を出るまでに行っていることを聞いたところ、最も多かったのは「朝食を食べる(57.8%)」であり、次いで「身だしなみを整える/メイクする(50.8%)」、「テレビを観る(46.7%)」という結果となりました。「テレビを観る」と回答した人を年代別に見ると、年代が高い人ほどテレビを観ている割合が高く、若い年代ほどテレビ離れが進んでいることが顕著に表れました。
また、年代別に各項目を見ると、「読書をする」と回答した20代の割合は約20%となっており、他の年代よりも突出して高いことがわかりました。前回調査では6%程度であったため、3年間で20代の読書をする割合が急増していることがわかります。この背景には、紙媒体以外での読書の機会が増えたことが大きな要因と考えられます。その他にも、回答者が「読書をする」という選択肢に、書籍だけでなくマンガ等も含めている可能性もありますが、いずれにしても、電子書籍化が進んだことによって、若者にとって読書がより身近なものになったと考えられます。
【図2】起床から家を出るまでに行っていること(複数回答・n=718)
※「全く在宅ワークを行っていない」と回答した人にお聞きしています。
20代の朝食習慣が大きく変化し、朝食を食べない人の割合が約1.8倍に増加。
朝食を食べる頻度について聞いたところ、「毎日食べる」と回答した割合は全体の62.3%で、前回調査の64.9%と比べて大きな変化は見られませんでした。「朝食はほぼ食べない」と回答した割合についても、今回17.6%、前回11.8%と、若干の増加が見られるものの、朝食を食べる頻度に大きな変化はありませんでした。
しかし、年代別に見ると、20代で「朝食はほぼ食べない」と回答した割合が、前回の18.0%から、31.5%へと約1.8倍近く増えていることがわかりました。
また、朝食に食べているものについて調査したところ、20代のみご飯類が1位となっており、他の年代では上位に入っていない「シリアル類(21.9%)」や「牛乳(13.9%)」が20代では上位に入っています。こうした結果から、20代は朝食習慣だけでなく、朝食メニューも異なることがわかります。
なお、20代は、シリアル類が上位に入っていることから、朝食においてもタイパを重視する傾向にあるのかもしれません。
【図3】朝食を食べる頻度(単一回答・2021年n=900、2024年n=1,000)
【図4】朝食に食べているもの(複数回答・n=824)
※「朝食はほぼ食べない」と回答した人以外にお聞きしています。
その他、「睡眠時間の変化」や「朝の時間にかける時間が長くなったもの/短くなったもの」、「朝食の頻度/量の変化」等についても、アンケートで取得しております。
全調査結果については、ページ下部よりダウンロードいただけます。
また、今回の調査と比較している前回調査「朝活・朝の過ごし方に関する調査(2021年)」については、下記よりご覧いただけます。
https://www.excrie.co.jp/datacolle/page/rs20210824
調査項目
- 同居家族(MA)
- テレワーク(在宅勤務)の頻度(SA)
- 起床時間:平日(SA)
- 起床時間:休日(SA)
- コロナ禍と比較した、睡眠時間の変化(SA)
- 朝、最も慌ただしいと感じる時間帯(SA)
- (上記で選択した時間帯を)慌ただしいと感じる理由(MA)
- 起床から家を出るまでに行っていること(MA)
- 起床からテレワーク(在宅勤務)で仕事を始めるまでに行っていること(MA)
- コロナ禍と比べて、朝の時間にかける時間が長くなったもの(MA)
- コロナ禍と比べて、朝の時間にかける時間が短くなったもの(MA)
- 朝食を食べる頻度(SA)
- コロナ禍と比較した、朝食の頻度の変化(SA)
- コロナ禍と比較した、朝食の量の変化(SA)
- 朝食に食べているもの(MA)
- 朝食のメニューは決まっているか(SA)
調査概要
調査タイトル:「朝活・朝の過ごし方」に関するWebアンケート
調査期間 : 2024年8月16日(金)~ 2024年8月17日(土)
調査手法 :クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
調査対象 :全国に住む20代~60代の有職者である男女 1,000人
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