「ECモール(2025年)」に関する調査結果

2025.07.14

調査データコレクション

【ECモール利用実態調査2025】
楽天市場が首位、各社セールの利用傾向に違い


調査サマリ

  • ECモール利用率比較:楽天市場がトップ、Amazonは昨年から伸長
  • 認知から購買への高い転換力:楽天市場とYahoo!ショッピングが7割超え
  • セール利用者が重視するポイント:楽天市場とYahoo!ショッピングはポイント還元、Amazonは割引率


ECモール利用率比較:楽天市場がトップ、Amazonは昨年から伸長


楽天市場の利用率は59.2%と最も高い結果となりました。特に、女性60代では70.7%(全体比+11.5pt)と高い支持を集めており、シニア女性層に強固な顧客基盤を持っていることが明らかになりました。
一方、Amazonの利用率は58.9%であり、前年比で+4.5ptと伸長しています。特に、男性50代の利用率が72.0%(全体比+13.1pt)と突出しており、両社の利用者層の違いが鮮明になる結果となりました。(図表1,2)



認知から購買への高い転換力:楽天市場とYahoo!ショッピングが7割超え


セールイベントの認知から実際の利用への転換率(セールイベントの利用率を、認知率で割った数値)は、楽天市場の「お買い物マラソン」が79.1%、「スーパーセール」が75.7%と高い数値を示しています。 また、Yahoo!ショッピングの「5のつく日」は82.2%と、主要ECモールのセールイベントの中で最も高い転換率となりました。(図表3)


セール利用者が重視するポイント:楽天市場とYahoo!ショッピングはポイント還元、Amazonは割引率


各ECモールのセールイベント利用者が重視するポイントについて、楽天市場やYahoo!ショッピングのセールイベントをよく利用する人は「ポイントの還元率・付与率」を重視する傾向が見られました。楽天市場の「お買い物マラソン」では60.8%、「スーパーセール」では52.0%、Yahoo!ショッピングの「5のつく日」では61.2%の利用者がこの点を重視しています。
一方、Amazonのセールイベント利用者は「商品の割引率」を重視する傾向があり、「ブラックフライデー」では43.2%、「プライムデー」では41.5%の利用者がこの点を重視しています。(図表4)


上記以外にも、「普段ECモールで購入している商品カテゴリ」や「ECモールのセールイベント情報の認知経路」、「ライブコマースの視聴・購入経験」などについて、アンケートで回答を取得しております。


調査項目

  • 普段のお買い物時において利用するECモール(複数回答)
  • 昨年からのECモール利用頻度の変化(単一回答)
  • 普段ECモールで購入している商品カテゴリ(複数回答)
  • セールイベント時において利用するECモール(複数回答)
  • 知っているセールイベント(複数回答)
  • 利用したことがあるセールイベント(複数回答)
  • 最もよく利用するセールイベント(単一回答)
  • ECモールのセール時にお買い物する際に重視するポイント(複数回答)
  • ECモールのセール時にお買い物する際に最も重視するポイント(単一回答)
  • ECモールのセールイベント情報の認知経路(複数回答)
  • ECモールのセール時に購入する商品カテゴリ(複数回答)
  • ECモールのセール前に予め計画を立てて購入する商品カテゴリ(複数回答)
  • セールイベントに向けていつから購入の計画を立てるか(単一回答)
  • ECモールのセール期間中に検索して購入する商品カテゴリ(複数回答)
  • 商品レビューを参考にするか(単一回答)
  • ライブコマースの視聴・購入経験(単一回答)


調査概要


調査タイトル:「ECモール(2025年)」に関するWebアンケート
調査期間  :2025年5月30日(金)~ 5月31日(土)
調査手法  :クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
調査対象  :全国に住む20歳~69歳男女(1,500人)

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