聞く技術研究所

上下水道が不要になる時代がやってくる【月刊よげんの書2023年10月:よげん6】

ドゥ・ハウスでは毎月「よげんの書」セミナーを開催しています。

「よげんの書」では日本国内に限らず、世界の経済、政治、エンタメなど、多角的な視点とデータで「今」何が起きているのかをご紹介しています。時代の流れを捉えることで、企業や個人がマーケティングに取り入れるべき時代のテーマを掴むヒントを得る一助になれば、と願っています。

今回は10/27に行われた「月刊:よげんの書10月号」で発表された内容をご紹介します。よげんの書は大久保氏と舟久保のテーマ発表&コメントで構成されており、開催報告ではセミナー中に取り交わされたコメントなども記載します。

上下水道が不要になる時代がやってくる

社会資本の老朽化が進み、建設後50年以上経過する割合が6割に

上下水道は人間の生活にとって必須なものだ。国土交通省「国土交通白書」によると、水道を含めた社会資本の老朽化が進んでおり、建設後50年以上経過する社会資本の施設の割合が2023年段階で4割、10年後の2033年には60%超えると試算されている。相当老朽化しており、事故が起こっている場所などもある。

人口が増えているときは水道を利用する人が増えるので問題がないのだが、人が減っているところ、過疎の村などに上下水道を通すとお金がかかるうえ、メンテナンスにもお金がかかる。それを解消するためにベンチャーが面白い取り組みをしている。

小規模分散水循環システム

上下水道の導入とメンテンナンスには、100世帯で何億円も継続的にかかる。そのため、だんだんと分散化していくのではないか。家単位で分散処理して、グリッドにつながなくてもいい状況を作るため、浄水場を家に備え付けて、水を循環させるイメージ。住宅のオフグリッド化は電気にとどまらず、上下水道にまで及ぶだろう。電気は太陽光と蓄電池を活用すれば、ほとんど賄えるようになるケースがある。
過疎などの地方の問題を解決できるシステムになるかもしれない。そうすれば、電気も水道もない、何にもない山の中に家を建てられるかもしれない。通信はスターリンクを使用すれば、近所に基地局がなくても平気になる。

5Gが出たころ、ラストワンマイルの家や工場などにケーブルを引かなくてもよくなり、より自由に新しい活動ができると言われていた。電気と水道のオフグリッドもより自由に生きるための活動の手段なのかもしれない。

繋がっていないからこそ、逆にデータが取れたりする。繋がっていないのに、繋がっているという視点が生まれ、オフグリッドならではの新しい発見につながるかもしれない。

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