聞く技術研究所

メンタルヘルスには心地よい言葉が必要であることがわかる【月刊よげんの書2023年10月:よげん4】

ドゥ・ハウスでは毎月「よげんの書」セミナーを開催しています。

「よげんの書」では日本国内に限らず、世界の経済、政治、エンタメなど、多角的な視点とデータで「今」何が起きているのかをご紹介しています。時代の流れを捉えることで、企業や個人がマーケティングに取り入れるべき時代のテーマを掴むヒントを得る一助になれば、と願っています。

今回は10/27に行われた「月刊:よげんの書10月号」で発表された内容をご紹介します。よげんの書は大久保氏と舟久保のテーマ発表&コメントで構成されており、開催報告ではセミナー中に取り交わされたコメントなども記載します。

メンタルヘルスには心地よい言葉が必要であることがわかる

10月10日は世界メンタルヘルスデー

世界精神保健連盟がメンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として、10月10日を1992年より「世界メンタルヘルスデー」と定めた。その後、WHOも協賛し、正式な国際デーとされている。

心をすこやかに保つ助けとなりうる世界の文化

Hygge:ヒュッゲ

デンマーク語で、居心地がいい空間や、楽しい時間のこと。家族や友人と食卓を囲みながら、ほっこり、まったり過ごす習慣

Pyt:ピュット

デンマーク語で、心配しない、気にしないという意味。失敗してしまったとき、ストレスを感じたとき、ピュットとつぶやき気持ちを切り替える

Niksen:ニクセン

オランダ語で、あえて何もしないこと。目的を持たずに時間を過ごすことを許し、ありのままでいることを大切にする文化

Merak:メラク

セルビア語で、人生の単純なことから幸せを得るという意味。忙しない生活の中で、意識して小さなことに幸せを見出してみる文化

Fika:フィーカ

甘いものを食べながらコーヒーを飲むという、スウェーデン人の習慣のこと。同国ではほぼ全員、1日にフィーカの時間を数回とるほど、深く根付いた文化

Lagom:ラーゴム

スウェーデン語で、少なすぎず、多すぎず、ちょうど良いことを指す言葉。自分にとってちょうど良いバランスを探す姿勢。以前紹介した「強欲」とは対極となるような言葉だ。

いい文化、いい行動にいい言葉が付くと広まったり、定着するのではないかと思う。これから企業もメンタルヘルスのためのサービスが求められ、提供するようになると思う。そんな時、商品名にはこんな言葉を参考にしてもいいかもしれない。

道元禅師という日本における禅宗の始祖が「愛語よく廻天の力あり」という言葉を残している。人に対して愛のある言葉、優しい言葉をかけること自体が、天をひっくり返してしまうほどの力を持っていること。言葉はそれだけ大事ということ。ことばの使い方は大事。例えば、パワハラ、セクハラとなるような言葉を人に対して使うと、言われた人は傷つく。

新しい習慣を新しい言葉で表現でき、概念化できるのは人間のクリエイティビティだ。良い意味の言葉を世界中から見つけられたらいい。

「月刊よげんの書2023年10月号」の動画アーカイブはこちらから。ぜひお申し込みください。