聞く技術研究所

2050年にスマホが消える予測が立てられる【月刊よげんの書2023年11月:よげん1】

エクスクリエ(旧:ドゥ・ハウス)では毎月「よげんの書」セミナーを開催しています。

「よげんの書」では日本国内に限らず、世界の経済、政治、エンタメなど、多角的な視点とデータで「今」何が起きているのかをご紹介しています。時代の流れを捉えることで、企業や個人がマーケティングに取り入れるべき時代のテーマを掴むヒントを得る一助になれば、と願っています。

今回は11/22に行われた「月刊:よげんの書11月号」で発表された内容をご紹介します。よげんの書は大久保氏と舟久保のテーマ発表&コメントで構成されており、開催報告ではセミナー中に取り交わされたコメントなども記載します。

2050年にスマホが消える予測が立てられる

みずほ銀行のみずほ産業調査で2025年にスマホの普及率は0%と予想

みずほ産業調査では、生活必需品といえるスマホの世界の普及率は30年に現在の65%から60%に低下し、50年に0%と予測された。現在50%普及しているパソコンも0%だ。 スマホがなくなったとしても、生活のデジタル化は止まらない。同報告書は、眼鏡型の「スマートグラス」が2040年に60%普及し、裸眼に装着する「スマートコンタクト」などの次世代の情報端末が登場し、スマホの代わりに生活に溶け込んでいくと指摘する。また、触覚など、遠隔で体験できるハプティクスという技術が2050年には80%普及すると予想した。

これからを体現するのはα世代

新しい技術が生活に溶け込む「これから」を牽引するのは、2050年に総人口の半数を占めるうようになるα世代やZ世代の人たちだ。生まれた時にはスマホが手元にあった彼ら彼女らが大人になるとともに、スマホも「ガラケー」のように時代遅れの存在となっていく。次世代端末を駆使してメタバースやブレインマシンインターフェイスなどの技術で交流する時間が増していくのは必至だ。
X世代である自分のことを思い返しても、最初はポケベルから始まり、次に登場したガラケーも古くなり、スマートフォンに移行した。新しい技術の端末に移り変わるのは、これまでの流れと一緒といえばそうなのかもしれない。

ケヴィン・ケリー著(2021年)5000日後の世界

ケヴィン・ケリーは『Wired』誌の創刊編集長だった。「5000日後の世界」の中で、インターネットが商用化されてから5000日後(約13年後)にソーシャルメディアが勃興を始め、iPhoneが登場したと記載がある。そして現在は、SNSの始まりから5000日が経ったところだ。2023年に「Vision PRO」が発表され、アメリカでは2024年に発売される予定だ。2036年にはハプティクス、2049年にはスマートコンタクトが登場するかもしれない。今は想像しづらいが、新しい技術が用いられ、生活が新しくなる可能性がある。これからはスマホの先を考えながらマーケティングする必要があるだろう。

先日ビルゲイツが未来予測をしており、一人ひとりに個別のエージェント(=AI)がついて、その人に合った情報やアドバイスがされる時代が来るだろうと言っている。そして、その提供される情報は「音声」からだとしている。街を歩いていると、エージェントから話しかけられる時代が来るかもしれない。

ネットとどう繋がるか。繋がる道具が変遷するという話だ。今まではGoogleで検索をし、情報にアクセスしていた。そこにチャットGPDが登場し、対話型になった。対話型になったということは、音声に置き換わるということだ。

デバイスから進化を発想することも大事だが、ネットにアクセスする方法が変わっていく中でその先を考える方が理にかなっているかもしれない。その中の選択肢として、みずほ産業調査で上げられていたようなデバイスが登場するだろう。

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