
「働くママ・パパ」に関する調査結果
2025.07.28
調査データコレクション
【エクスクリエ】働くママ・パパ実態調査2025
育休取得率に大きな男女差、配偶者の積極的な家事・育児参加をのぞむ女性の声
調査サマリ
- 育休取得率に男女差:女性は約半数が取得も、男性は約3割に留まる
- 家事・育児の分担は女性に偏り:配偶者への積極的な参加を望む
- 出産・育児による費やす時間や頻度の変化:女性の睡眠時間減少が顕著
調査結果
【育休取得率に男女差:女性は約半数が取得も、男性は約3割に留まる】
これまでに育児休業を取得したことがあると回答した割合は、女性が51.3%、男性が33.8%と、男女間で17.5ポイントの差があります。(図表1)

また、取得期間も大きく異なり、「7〜12ヶ月」と回答した割合は女性が男性より24.8ポイント高く、女性のほうが長期間取得している傾向があります。取得率・期間ともに、男女差は依然として大きいことが明らかになりました。(図表2)

【家事・育児の分担は女性に偏り:配偶者への積極的な参加を望む】
家事・育児の分担状況について、女性への負担が集中していることが明らかになりました。特に、「食事の準備」では、女性の80.4%が「主に自分が担当している」と回答しており、家事の中でも最も偏りが大きい項目となっています。また「子どもの体調不良時の看病」も主に女性が担当する傾向があります。
「子どもとの遊び・会話の時間」について「夫婦で同程度」と回答した割合は、男性が58.7%であるのに対して、女性は41.0%と大きく異なっています。他の項目でも同様の傾向が見られ、男女間で家事・育児の分担に対して、認識に乖離があることがうかがえます。(図表3)

配偶者に対して家事・育児面で望むことについて聴取したところ、女性は配偶者に対して「自分から積極的に家事・育児を担当してほしい」という期待が特に高く、この点で男女間の意識差が顕著に表れています。(図表4)

【出産・育児による費やす時間や頻度の変化:女性の睡眠時間減少が顕著】
出産や育児をきっかけに費やす時間や頻度が減少したものについて、「睡眠時間」における男女差が顕著であり、女性は男性より21.4ポイント高い割合となっています。(図表5)

上記以外にも、「ワークライフバランス満足度」や「家事・育児の不満や悩み」、「自分時間の過ごし方(平日/休日)」などについても、アンケートで回答を取得しております。
調査項目
- 出産・育児による雇用形態を変更した経験(複数回答)
- 第一子出産前後の月収の変化(単一回答)
- 第一子出産前後の勤務時間の変化(単一回答)
- 育児休業の取得経験と期間(単一回答)
- ワークライフバランス満足度(単一回答)
- 家事・育児の分担状況(単一回答)
- 家事・育児の不満や悩み(複数回答)
- 配偶者に対する家事・育児の期待(複数回答)
- 子どもとの時間の確保状況(単一回答)
- 自分時間の確保状況(単一回答)
- 自分時間の過ごし方(平日/休日) (複数回答)
- 自分時間に対する満足度(単一回答)
- 出産・育児による趣味や外食、美容などにかける時間・頻度の変化(複数回答)
調査概要
調査タイトル:働くママ・パパに関するアンケート(2025年)
調査期間 :2025年6月30日(月)
調査手法 :クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
調査対象 :全国に住む20歳~59歳男女(800人)均等回収/ 有職者(雇用形態問わず)/ 夫婦で共働き/ 末子の子どもの年齢が高校生以下
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