聞く技術研究所

農業インダストリーの時代が本格化する【月刊よげんの書2023年7月:よげん9】

海外では企業が経営している大規模農業も多いが、日本では個人経営の農家が多い傾向にあった。そのため、個人を保護する施策が多くあったが、それが緩和され、企業が参入できる状態になっている。農林水産省の統計によると、2017年以降、個人経営の農家が減る一方で企業経営の農業が拡大しており…

2023.10.23

肉離れが定着する【月刊よげんの書2023年7月:よげん8】

値上げも大きいと思うが、鶏、豚、牛など、肉の消費量がマイナスに転じたと農畜産業振興機構が発表した。つまり、生活者の肉の消費量が減っているのだ。また、肉の在庫も12カ月連続で前年を超えているとの統計もある。インフレ、値上げ、円安などの理由もありつつ、コロナで飲食店が振るわなかったのもある。今後…

2023.10.19

技術で勝って普及で負けるという悪夢が蘇る【月刊よげんの書2023年7月:よげん7】

日本は半導体王国とも呼ばれ、30年ほど前は全世界の半分以上を半導体を作っていた時期があった。だが、韓国や中国に追い抜かれてしまい、半導体の分野から撤退することになった。また、カーナビも最初は日本にしかなく、シェアも高かった。最初に技術を発明するものの、シエアが下がって撤退するというのが「技術で勝って普及で負ける」ということだ。

2023.10.19

レコノミーを話題に対話をするブランドが増える【月刊よげんの書2023年7月:よげん3】

リサイクル、リユース、レトロ、リスキリング……昨今のトレンドとなっている経済行為を英語にするとREが冠につく経済行動が多いことが分かる。それらをし総称して「レコノミー」と呼ばれている。今後は足元の資源、人材、知的財産を再構築するモデルに移行する。自己の利益を極大化する行動基準を持つホモ・エコノミクスから…

2023.10.13

社会課題解決のためにライバルに広告をシェアする企業が現れる【月刊よげんの書2023年7月:よげん4】

さまざまな企業が競合に負けぬように広告を出稿するなか、スウェーデンにあるオートリーという乳製品メーカーが自社の広告枠「競合企業に」「無料で」提供する取り組みを始めた。オーツミルクを中心に扱うオートリーは、自社が支払った広告スペースのうち半分を、同じように乳製品の開発に取り組むライバル企業に無償で提供することを決め、コラボする企業を…

2023.10.13

縮む胃袋にレス・イズ・モアの提案が必要になる【月刊よげんの書2023年7月:よげん2】

2056年に日本の食の風景は様変わりする。人口が1億人を割って65歳以上が全体の4割に迫まり、食に携わる産業に大きく影響を与えることになる。農林水産政策研究所のシミュレーションでは、一日1人当たりの摂取エネルギーは、2017年の1907キロカロリーから2050年には1648キロカロリーまで減少すると予想…

2023.10.13

空間コンピューティングが始まる 【月刊よげんの書2023年6月:よげん10】

マイノリティ・リポートという映画で空間に画面を映しながら、ジェスチャーで操作する場面があった。似たようなことが近々できるようになるかもしれない。アップルが発表したVision ProのPV映像では、外側の世界もカメラで取り込んでいるので、ARのようになっていた。操作が目やジェスチャーでできるようになるため…

2023.09.29

サイバー介護の時代がやってくる【月刊よげんの書2023年6月:よげん9】

第一生命経済研究所の試算によると、2050年度に介護保険で「要介護」か「要支援」となる人は941万人と2020年度から4割近く増える予想だ。その際「介護職員」は302万人必要だが、今の就業構造を前提にすると6割の180万人しか確保できず、122万人も足りない計算になる。介護を必要とする人は増えるのに、介護のサービスを提供する人の人材が足りなくなるのだ。

2023.09.27

女性の活躍がデジタル後進国「日本」を救う【月刊よげんの書2023年6月:よげん8】

2021年、日本の女性テック人材の割合は欧米並みになってきており、EUを超えて、アメリカとほぼ同等の22%近く。女性のプログラマーやSEが増えているのだ。IT業界は女性の異業種、他業種からの転職者が多い。リクルートの調査によると、異業種からの転職が11倍にもなっている。人材不足などもあり、未経験でも就業可能で、育成されるからだ。

2023.09.27

ジェンダーギャップが過去最悪になる【月刊よげんの書2023年6月:よげん7】

世界経済フォーラムが発表しているジェンダーギャップ指数で、日本は2023年、去年(116位)よりも順位を落として146か国中、125位になった。下がっている理由として、数値が伸びていないことがあげられる。改善されていないということだ。改善されていない中、順位が落ちているということは、他の国においていかれているということ。

2023.09.26

杉花粉の飛散が30年後に半減する【月刊よげんの書2023年6月:よげん6】

花粉症患者は増加傾向であり、岸田総理も大きな問題になっていると発言し、盛り上がっている。そもそも、どうしてスギ花粉が日本では多いのだろうか。日本では木材需要が高まった戦後復興期を経て1960年前後にスギやヒノキを大量に植えた。加工しやすさから建築用材として重宝され、成長も早いスギの需要を見込んだのだ。その後…

2023.09.25

少子化の遠因となるパラサイト・シングルが世界に広がる【月刊よげんの書2023年6月:よげん4】

国別にみると、親同居の割合と出生率は逆相関がある。イタリアや韓国など親同居率が高い国々は出生率が低い。他方、北欧や米英は親同居率が低く、出生率が高い。若者が早いうちに自立して暮らす社会の場合、カップル形成も早いのでは、という仮説がデータとともに語られている。日本は2020年の国勢調査でみると、未婚者の場合40歳代の6割強、50歳代でも5割弱が親と同居して暮らしている。日本の少子化はこのパラサイト・シングル現象が一因だと言われる。

2023.09.21

交渉はAIに任せる時代がやってくる【月刊よげんの書2023年6月:よげん3】

チャットGPTや生成AIなどが話題になっている。ウォルマートは備品などを扱うサプライヤー企業との仕入交渉をAIチャットボットで進め、仕入れ経費の削減と交渉の時短に成功している。2021年の導入以降、アプローチした仕入れ先の取引成約率は68%で、平均3%のコスト削減を達成した。また、取引先の4社に3社は…

2023.09.19